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とうきょうマタニティフェスティバル

助産所部会 江東分科会 石村あさ子

去る10月4日(土曜日)、第3回「とうきょうマタニティフェスティバル〜Let’s Enjoy Maternity Life」が、日本助産師会東京都支部と東京都看護協会助産師職能の共催により行なわれました。今年、飯田橋から護国寺に移転した財団法人東京都助産師会館が会場となりました。当日は雲一つない秋晴れに恵まれ、これも、日本助産師会東京都支部、日本看護協会助産師職能、財団法人東京都助産師会館と三つの団体が心を一つにし、助産師として妊婦さんがより良いお産をして、良い子育てができますように援助したいという気持ちが、天に通じた結果だと思いました。

9時、2階会議室がお手伝いでいっぱいになり、活気に満ち溢れた中でそれぞれの自己紹介を行い、役割などを打ち合わせました。(ボランティア参加人数:日本助産師会東京都支部22名、日本看護協会職能14名、財団法人東京都助産師会館5名)

10時、真新しい5階講堂に集まり「助産師として皆様のお役に立ちましょう。そして今日一日有意義なフェスティバルになりますように。」と三団体の代表(東京都支部・宗さん、東京都看護協会助産師職能・日下さん、財団法人東京都助産師会館・広瀬さん)が挨拶し、それぞれの持ち場で準備が開始されました。

写真は財団法人東京助産師会館広瀬副理事長。






皆で挨拶を聞いています。






おなかの赤ちゃんに触れてみようコーナーを準備中、隣から見えないようにとプライバシーを考慮して苦戦して、しきりを作っています。




講堂準備中、パネルは遠くからどのように見えるか、マイクの音量は皆で知恵を寄せ集めています。





さらしを使って自分で出来る骨盤ケアコーナー、赤ちゃんのお風呂をやってみようコーナー、(財)東京都助産師会館助産師学校の実習室と物品をそのままお借りいたしました。お産や母乳のしくみ展示コーナー)








11時の会場を待ちきれない様子で次々と家族連れの妊婦さんが訪れました。

予約49名のうち40組のご家族と、予約外7名の出席となりました。思いの他、経産婦の方も多いとのことでした。また、券の使用方法について今後検討したらよいのではとの意見を伺いました。

午前11時〜午後3時まで4時間にわたって各ブースでのにぎやかな様子を紹介します。
おなかの赤ちゃんに触れてみようコーナーでは助産師に「ここは手よ、ここが足よ」と教えられ、感動しているお父さんや、「逆子だったが今、診てもらって治っていて嬉しい」とか、日頃健診している病院ではゆっくりと聞けないことを相談できて安心している様子が印象的でした。20名の妊婦さんを広瀬さんはじめ5名の助産師で交互に診ていきましたが、先輩のベテラン開業助産師のアドバイスは、見学している私達にも大変勉強になり、先輩に一歩でも近づけるように頑張りたいと思いました。

お産のときの楽な過ごし方は5階講堂で2回に分けて行なわれました。定員20名にも関わらず毎回30〜40名の方の参加になりました。宗助産師の講義で、子育てはお腹の中から始まっていることや夫婦仲良く過ごすことがお産と育児に重要な要素となる基本的な説明は、開業助産師として日々お産に接しているからこそ言えることだと感じました。また、具体的に陣痛をどう過ごすか、ご主人の役割や、身体の声を聞いて行なう、自由なアクティブバースを映像やご夫婦で模擬体験し、お産を家族で迎えようとする前向きな姿勢を感じ、嬉しく思いました。アシスタントの助産師達も手を添え、丁寧に教えたり、ご主人の出席できなかった方の夫役をしたり、大活躍でした。

マタニティフラダンスも5階講堂にて2回に分けて行なわれました。愛育会病院の母親学級に安産体操として取り入れられているものを実際に行なっていただきました。音楽に乗せて、ご主人やお子さんも一緒になって楽しく踊っていました。にこやかで上品で、上手に踊って指導している水澤さんをはじめスタッフが皆助産師と聞き、ちょっとびっくりしました。水沢さんは今後、子守唄なども入れていきたいとおっしゃっていましたが、ダンスを行なっている方は安産が多いと感じていましたので、積極的に産前教育に取り込んでみたいと思いました。

さらしを使って自分でできる骨盤ケアは、4階教室で3回に分けて行なわれました。延べ29組の方と見学に来たスタッフ22名の前で、吉川さんら担当指導者3名で汗をかきながらの熱弁でした。歩くと痛かった方が普通に歩けるようになったり、お臍の位置が10pも上がり楽になった方たちの実例を通して骨盤ケアの大切さがよく伝わりました。安価なさらしを用いての方々は妊婦さんにお勧めしやすいと感じました。

赤ちゃんのお風呂をやってみようは、4階実習室にて行なわれました。助産師の指導をお父さんが熱心に聞いて、人形を使って実際に行なっており、助産師にお褒めの言葉をもらって、赤ちゃんが出産したら自分がやります、と宣言しており、ほほえましい光景でした。思わず、「お父さん頑張れ」と声援をおくりたくなります。廊下の横にある目立たない場所であったため、来場者が少なめでしたが奥で行なっている人気の骨盤ケアの終了を待って、権田さんをはじめ担当助産師が一生懸命呼び込みを行なっていました。こうした陰の努力に拍手です。

お産のしくみ展示コーナーでは、お産や母乳のしくみをわかりやすく展示していました。講堂の入り口に設置したため多くの方が足を止めて見入っていました。パパの妊婦体験では、10kg (?)の妊婦ジャケットを実際に着て、「大変だなぁ〜、一日中こんなんじゃ、ちょっとね。」と感想を述べておりました。一見リアルに見える展示品も黒川さんら助産師達の柔和な対応と明るい講堂のコントラストで、自然に目に入る良い雰囲気でした。

15時に予定通りプログラムを終了し、後片付けを行い、16時から反省会を行ないました。概ね問題はなく、来場者の皆様は楽しいひとときを過ごされた旨の報告があり、アンケートもその場で皆で目を通しました。良かった、また来たい、というものが多くあり、次年度の参考になるとお思います。妊婦さんのお役に立てたことは大きな収穫ですが、私達助産師にとっては、何よりも三団体の助産師が新しくなった(財)東京都助産師会館に集えたということではないでしょうか。それぞれの立場はありますが、このイベントで一つになれたことだと思います。今、助産師がとても必要とされている時だと思います。皆で力を合わせて母子の安全のために頑張りましょう。皆様、本当にご苦労様でした。

 

 

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